浸透や集水の目的以外でも活躍するポラコン
[グリーンインフラ]大地にやさしく水を「還す」ポラコン舗装
水環境・循環化社会を考慮した快適な社会を構築するためには、水、大気などの自然の物質循環を健全に保っていくことが重要です。
水は、都市内の熱を和らげ、水辺景観により心の安らぎを与えるなど、人の生活環境全般にきわめて重要な役割を果たしています。
[トウスイポラコン舗装の特性]
・透水性…全体に連続性空隙を形成しているため、降雨水を舗装内に貯留し、路床への浸透を促進させる働きをします。
・耐久性…耐摩耗性・対候性に優れ、舗装表面が夏期の日中に到達する最高温度(約 60℃)においても、アスファルト舗装のようにアスファルトの溶解による目詰まりが生じません。
・景観性…セメント系の白舗装であることから、用途に応じて、洗い出し、着色工法が選択可能です。
◇ポラコンがヒートアイランド現象対策に有効な理由
・コンクリート内部に雨水を貯留できる
・毛管現象により、表面に向けて水分を供給できる
・ポラコンに保水されている水分からの蒸発により、地表面温度が低くなる
・グリーンインフラが導入されている場所の樹木は、葉からの蒸散作用が活発になる