浸透施設の設置位置や間隔はどのように決めるのですか?
建築物や埋設物等確認が必要です。
浸透施設の設置にあたっては、浸透水が建築物や埋設物へ影響を及ぼす事を考慮して、距離を離して設置します。各自治体にて、離隔距離の規定が定められている場合がありますので確認が必要です。また、民間宅地開発等で隣地へ浸透水が侵入するのを防ぎたい場合などは、遮水シート等の使用を考慮して下さい。
●建築物からの離隔
・基礎から30cm以上または掘削深さに相当する距離を離す。
・埋設物から30cm以上離す。
注)建ぺい率の大きい地域などで、30cm以上離すことが出来ない場合は擁壁等により片側だけに浸透機能を持たせた浸透施設とし影響を与えないことを確認できれば設置することができることとする。
●浸透施設間距離
・浸透施設同士は1.5m以上離す。
●法面近傍
・雨水浸透により現状の法面や擁壁の安全性が損なわれるような場所には浸透施設は設置できないため、傾斜地近傍箇所には浸透施設の設置を禁止する。