砕石と透水シートは必要ですか?
はい、必要です。
砕石は、施設本体と浸透面(掘削面)の間に充填され、浸透面の保護と貯留量と設計水頭の確保を図るために使用されます。
透水シートは、砕石と浸透面(掘削面)の間に敷設され、地山側から砕石内への土砂の侵入を防ぎます。
砕石と透水シートをセットで使用することが、浸透施設を長く保つために非常に重要となります。砕石が無い場合は、施設本体と透水シートが直に接することになり、透水シートにポラコンを抜けた微粒分が堆積し浸透能力を失います。ポラコンを抜けた微粒分が砕石層に到達しても、砕石層の空隙率は30~40%あり、水路も無数に存在するため、砕石層内で分散し、直ちに目詰まりを起こすことはありません。また、透水シートが無い場合は、地山側から砕石層内に土砂は移動し、砕石層の目詰まりを起こすだけでなく、地盤沈下の危険もあります。