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U形側溝ふたの耐荷重は?車が乗っても大丈夫?

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上ぶた式U形側溝ふた FAQ

U形側溝ふたの耐荷重は、ふたの種類、呼び寸法、試験方法、設置状態、車両の走行条件などによって異なります。 曲げ試験荷重の数値だけで「何トン車まで使用できる」と判断することはできません。

結論: 車両がふたの上に乗る場所では、試験荷重だけでなく、車輪荷重、走行方向、通行頻度、速度、ふたの支持状態などを確認して製品を選定する必要があります。

呼び300の曲げ試験荷重

下表は、呼び300の上ぶた式U形側溝ふたについて、規格基準荷重と社内試験結果を比較したものです。 数値は、各製品の曲げ性能を比較するための参考値です。

種類・条件 曲げ試験荷重 1種・呼び300の
規格基準荷重との比
備考
1種・呼び300
規格基準荷重
10.4 kN 1.0倍 JIS A 5372
推奨仕様E-2の基準荷重
1種・呼び300
通常品
22.0 kN 約2.1倍 製造後半年以上経過した製品の社内試験例
1種・呼び300
PIC処理品
62.5~67.5 kN
全供試体で60 kN以上
約6.0~6.5倍 PIC含浸処理品の社内試験例
2種・呼び300
規格基準荷重
30.0 kN JIS A 5372
推奨仕様E-2の基準荷重

表の見方について

  • 「規格基準荷重との比」は、1種・呼び300の基準荷重10.4 kNを1.0とした単純比較です。
  • この倍率は、使用できる車両重量や道路用製品の設計荷重を示すものではありません。
  • 曲げ試験荷重を、T-2、T-6、T-14、T-25などの設計荷重へ直接換算することはできません。
  • 実際の使用可否は、側溝本体の支持状態、ふたのがたつき、路面との段差、車両の速度、走行方向、通行頻度などを含めて判断します。
  • 社内試験結果は特定の試験体による実測例であり、すべての製品について同じ数値を保証するものではありません。

PIC処理品の曲げ試験後の破壊状況

曲げ試験によって破壊したU形側溝ふたPIC処理品の破断状況
曲げ試験後のPIC処理品。ひび割れの進展と破断面の状態を確認できます。

写真は、曲げ試験によって破壊した直後のPIC処理品です。 製品に荷重を加え、ひび割れが進展して破壊に至った状態を示しています。

破断面からは、コンクリート内部の粗骨材やモルタル部分の状態を確認できます。

PIC処理品と未処理品の断面比較

PIC処理品と未処理品を切断したコンクリート断面の比較
PIC処理品と未処理品を切断し、断面の外観を比較したものです。

PIC処理品は、未処理品と比較して断面が濃い色調を示しており、含浸処理による外観上の違いを確認できます。

未処理品は、PIC含浸処理を行っていないコンクリート本来の比較的明るい色調となっています。

  • 断面の色調は、使用材料、含水状態、照明、撮影条件などによって異なる場合があります。
  • 写真の色調だけで、含浸深さや製品性能を判定することはできません。
  • 製品性能は、所定の試験結果や使用条件を確認して判断してください。

PIC処理品と未処理品のコア圧縮強度比較

PIC処理品と未処理品からコア供試体を各3本採取し、圧縮強度を比較しました。 今回の試験では、補正後圧縮強度の平均値が、未処理品48.1 N/mm²に対してPIC処理品131.1 N/mm²となりました。

試験体 供試体数 補正後圧縮強度 補正後平均値
未処理品
(nonPIC)
3本 47.6~48.8 N/mm² 48.1 N/mm²
PIC処理品 3本 125.2~142.3 N/mm² 131.1 N/mm²
今回の試験結果: PIC処理品の補正後平均圧縮強度は、未処理品の約2.7倍となりました。
PIC処理品と未処理品から採取したコア供試体の圧縮強度試験結果と供試体採取状況
PIC処理品と未処理品から採取したコア供試体の圧縮強度試験結果。画像をクリックすると拡大表示できます。

試験結果について

  • 今回の数値は、特定の試験体から採取したコア供試体による社内試験結果です。
  • 圧縮強度は、使用材料、材齢、含水状態、PIC処理条件、コアの採取位置などによって変化します。
  • コア供試体の直径が粗骨材最大寸法の3倍未満であるため、今回の試験結果は参考値として扱います。
  • 今回の圧縮強度比が、すべてのPIC処理品について同様に得られることを保証するものではありません。
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