主な製品 | カルベース |
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当社は海洋土木に関わる技術開発も行っております。
カルベースとは、天然再生資源である貝殻と、ポラコンを融合させた新しい多孔質増殖素材です。
漁業系廃棄物の中の一般廃棄物に該当するカキやホタテなどの貝殻とポラコンの融合で、
魚の住処になる漁礁が形成されます。
ホタテの貝殻(工場にて撮影)
カルベースの特徴
・表面粗度の高い複雑な構造のため、海藻の胞子や卵の付着を促進し、藻場造成の基質に最適です。また、海藻の着生効果を継続的に発揮します。
・カルベース基質内部の通水性のある空隙には、魚類の餌となる十脚類(エビ・カニ類)や多毛類(ゴカイ類)等の選好性餌料動物が早期に自然発生的に生息し、魚類にとって好適な餌料環境が形成されます。
カルベースの餌料培養効果は、全国各地の実証試験により確認されています。
↓着生
その他の様々な形状
[藻場形成とブルーカーボン]
大型藻類や海草が、濃密で広大な群落を形成している「藻場」は、「ブルーカーボン生態系」の一種とされています。
ブルーカーボン生態系には、CO2吸収源としての機能以外にも水質浄化機能や水産資源の活性化など様々な価値があります。
「ブルーカーボン」とは、沿岸・海洋生態系に取り込まれ、そのバイオマスやその下の土壌に蓄積される炭素のことです。
2009年に公表された国連環境計画(UNEP)の報告書「Blue Carbon」において定義され、吸収源対策の新しい選択肢として注目されています。